社内報のキソ

社内報のキソ

社員に快く掲載協力してもらえない

Q 社員が社内報に出るのを嫌がります。執筆を依頼しても、忙しさを理由に断られてしまいます。

 

A 負担の少ない企画で敷居を下げつつ、社内報のプレゼンスをあげるための取組を続けていきましょう。

 

社員の中には、社内報に出ることを喜んで協力してくれる人もいますが、嫌がる人もいます。断りの理由として最もよく聞くのは「時間がない(ex. 執筆期間が3週間とは短すぎる)というものです。

せっかく頑張って作っているのに、なかなか反応をもらえないばかりか、いやな顔をされると辛いものです。そんな担当者様に知っていただきたい視点をいくつか紹介します。

 

  • 1社内報の魅力を知ってもらう

この手のお悩みは、創刊して間もない場合・発行日がまばらな(四半期に1度以下)の企業でよく聞く傾向があります。社員の間で「社内報」の存在が根付いていないために「よく分からないものに出るのは、なんだかイヤだな」と感じられるのです。より多くの社員に喜んで登場してもらうためには、社内報のプレゼンス(存在感)を上げていく努力をたゆみなく続けていくしかありません。「今月号はまだ?」と皆に楽しみにされ、そこに取り上げられることの嬉しさ・誇りを感じてもらえるような社内報にするため、以下の要素を点検してください。

  • 発行頻度を上げる(目安として年に4回より少ないと、プレゼンスが上がりにくい)
  • 発行日を一定にする(例えば月末が近づくと「社内報の配布そろそろだな」と思ってもらえる)
  • 社員の役に立つ情報を発信し続ける
  • アンケートを実施してその内容を企画に反映する
    • 分かりやすいコンセプトやキャッチコピーをつくる

     

  • 2心理的な負担を軽くする
  • 「いきなり顔が載るのはちょっと」「長い文章を書く暇はない」という方でも、以下のような企画の切り替えによっては承諾してくれる場合もあります。
    • 長い寄稿文より、インタビュー(執筆はこちらで行う)
    • 一人に依頼するより、大勢からの短いコメントを集める
    • 仕事そのものの企画よりも、趣味紹介やほのぼの企画などの楽しいページ
    • 顔写真よりも、仕事風景やペットの写真など

 

  • 3業務依頼としての意義を認識してもらう

忙しい組織の場合は、企画に合う人をその上司に選定・指名してもらうとスムーズな場合もあります。依頼書のニュアンスひとつで、受ける方の認識も変わってくるものです。組織命題に関わる業務、前向きに協力してもらえるようなコミュニケーションを模索しましょう。

 

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