2020年5月28日 Q&A 3638 views
コストを理由にカラー化に反対される
Q 社内報をカラーにしたらもっと読まれると思うのですが「コストがかかる」と言われるとそれ以上、上司を説得できません。
A 説得力のある「費用対効果」を語れるようになるための素材として、カラー印刷の効果・メリット等を紹介します。
社内報をカラーにすると、そのぶんコストもかかります。それで諦めてしまう担当者様も多いようですが、ここでは、より良い冊子作りのためにカラーページを採用したい担当者様向けに、その効果やメリットについて説得材料を紹介します。
カラー化を提案する際には、それによってどんな変化がもたらされるのかをしっかり言語化して企画書に盛り込みましょう。例えば、以下のような効果が期待できます。
- 写真や絵柄を効果的に使って、生き生きとした表現ができる
- 文字表現だけでも、重要な情報を目立たせるなど多様なデザインが可能となる
- 人が直観的に識別できる情報量が増え、内容に関心を持って読まれやすくなる
- 社内報のプレゼンスがあがる(重要な媒体だと認識される)
- 社員が「社内報をカラーにできるくらい業績が良いんだな」と感じられる
確かにモノクロは印刷コストを抑えられますが、カラーを使うと格段に紙面が見やすくなります。なかなか首を縦に振らない上司に対して、自分が良いと思うカラーパンフレットを白黒でコピーしたものと並べて見せたら、その違いに納得してくれた、という話も聞きます。
社内報の理想は「全ての読者に関心を持って読まれること」ですから、社内報をカラーにすることは、実はしっかり考えていただきたい、重要な論点なのです。全てのページを一度にカラーにするのではなく、部分的に採用するところから提案してみるのも良いかもしれません。
企画を上げる際には、コストがどう動くかという見積もあわせて、俯瞰していることを示しましょう。組織にとっての問題は、本質的には、コストの金額そのものではなく費用対効果です。