2020年5月10日 人気・トレンド 649 views
新型コロナウイルスの時期に有意義な情報発信を!
コロナ拡大時の今だからこそ社内広報を行おう
今、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。感染防止対策のため、多くの企業で事業活動を制限せざるを得ない状況が続いています。本記事では、こんな時だからこそ社内報で取り組みたい企画のアイデアをご紹介します。
感染の対策を強く促すことが大切
人事や総務などの要請を受けて「感染予防対策」や「感染時の対応」についての企画を検討される場面も多いはず。これらを掲載する場合、単なる概要・通達でなく、感染症予防の協力を強く促すことがポイントです。
感染予防にしっかり取り組んでもらおう
手洗い、うがい、アルコール消毒、マスクの着用など、新型コロナウイルス感染予防としてできることを呼びかけます。「手洗いは20秒。手の甲、指の間、手首も忘れずに!」など、具体的な取り組み方を紹介することがコツ。予防策自体が目新しいものではないからこそ、「なるほど!そうすればよいのか!」と、新しい発見につなげることが成功のコツです。
感染の疑いがあればすぐに対応できるように
「感染したかも?」「風邪のような症状がある」。と少しでも不安に感じた場合、対応に悩まれる方も多いかもしれません。社内報であらかじめFAQを設けておき、対策を事前に把握してもらうことで、適切な対応につなげます。
例えばこんなFAQを
- 体温を測ったら熱があり心配です。どうしたらいいですか?
- 明らかに感染したと思われる症状があります。会社にはどのように伝えたらよいですか?
- 最寄りの保健所などに相談するとどうなりますか?
- 予定していた会議や商談はどうしたらいいですか? など
感染症に備えて備蓄すべきものを明記
緊急時のために自宅でストックしておくべきものとして、次のような備蓄品(解熱剤、食糧、マスク、石鹸、体温計など)の確認を促すのもおすすめです。いざという時に速やかで適切な行動ができるよう、準備を整えておくことを推奨しましょう。
新しい働き方のヒントになる情報発信を
感染予防の一環として、多くの企業で在宅ワークが導入されました。仕事が捗るという声がある一方で、従来の出社型と異なる環境に戸惑われる方が多いのではないでしょうか。在宅ワークを快適にする情報や、家でもできる健康推進情報などを提供し、読者の負担軽減につなげましょう。
在宅を快適にするヒントを提供しよう
オンラインツールのメリットや役立ち機能をPR
在宅ワークの切り替えに合わせて、オンライン会議システムの活用が一気に進みました。緊急事態宣言後も、こうしたツールの活用は必須になってきそうです。自社で推奨されているオンラインツールの解説を必要としている方も多いのではないでしょうか。単なる機能概要ではマニュアルと同じになってしまいますので、使うことで起こる働き方の変化まで伝えられるのがよいでしょう。
在宅ワークでの気づきを共有
これまでの在宅勤務経験からテレワークはベテランという社員もいれば、慣れない在宅ワークに困惑する社員もいらっしゃるのではないでしょうか。この機会にアンケートを実施して、皆様のテレワークの本音を伺い、工夫やアイデアをシェアしてみましょう。お互いにナレッジを共有し合えば、今だからこそやる意義の大きいコミュニケーション企画に仕上がります。
例えばこんなことをアンケートで聞いてみよう
- 今回のテレワークをどのように感じていますか?
- 導入してみてよかったと思うことは何ですか?
- テレワーク時の社内情報はどのように入手していますか?
- テレワーク時にはどのような社内情報が欲しいですか?
- お客様とのコミュニケーションで変化はあったか?
- テレワーク時に何か工夫していることを教えてください。
- テレワーク時に困ること、やりづらいことを教えてください。
- 自身のタイムマネジメントで意識していることは? など
オンライン飲み会を開催してみよう
若い世代を中心にオンライン飲み会が広がっています。「えっ!それって面白いの?」と思われる方に向けて、その様子を紹介し、認識を変える情報提供をしてはいかがでしょうか。
例えばこんな内容をのせよう
- まずは自部署、もしくは社内の知り合いにお願いし、オンライン取材を依頼する(これまでやられたことのない方を推奨)
- 飲み会の様子を画面キャプチャし、飲み会の様子を何枚も写真におさめる
- 実際に実施してみた方の感想を寄稿いただく
健康を崩さないヒントを取り入れよう
外出規制や在宅ワークなどで、屋内にいる頻度が増えたのではないでしょうか。そのような状況でも健康状態を維持するために、自宅での簡単ストレッチや食事の摂り方などに目を向けてみるのもおすすめ。書店で売られている書籍やオウンドメディアから引用し執筆することもできるため手軽です。運動不足や気持ちのふさがり防止に役立ててみましょう。
例えばこんな内容を載せてみよう
- 自宅で簡単ストレッチ
自宅でもできる簡単なストレッチやトレーニングを紹介し、健康維持を推進する。
- 身体の調子を整える食事とは?
5大栄養素や食事の組み合わせなど、健康増進に役立つ内容を紹介する。
- ストレス度チェック
チェック項目を掲載し、ストレス度を計測する。またどのようにストレスと付き合うべきかを伝える。
- レシピコンテスト
手作りご飯の投稿企画。メニュー考案の参考にしてもらう。
- 気分転換のススメ
屋内でもできるリフレッシュ方法を紹介し、気分転換を推奨する。
今だからこそトップメッセージが重要
かつてない社会状況を目の前に、会社の先の見えない状況などに不安を感じる社員様もいらっしゃいます。そうした中で、社内広報においてもトップがどのようなメッセージを発信するかが非常に重要。特別なことを言う必要はなく、大事なのはトップの言葉や想いを現場にきちんと届けるということです。
例えばこんなメッセージを発信しよう
- 従業員を元気にさせる
- 従業員に感謝の気持ちを述べる
- 従業員を奮起させる
- 取り組むべき課題を認識させる
- 会社の方針を報告する
コロナ収束後の社会を考えよう
コロナが収束した後に会社が何に取り組むべきかを発信したり、どんな会社になるべきかというビジョンを再認識してもらいます。ステークホルダーにできることを実践し、SDGs の意識をもっと高めていくなど、会社としての戦略や姿勢を前向きに考えてもらう企画を取り入れましょう。
まとめ
新型コロナウイルスが人々の生活、仕事に大きな影響を与え、社内報においても扱うべき事柄となりました。まずは社員の健康を第一に、今後の社会を踏まえた企画や、「コロナの時はこういう対応をしていたのか」と後から振り返られるような企画を考えてみてはいかがでしょうか。